カザマ フミアキ
Fumiaki Kazama
風間 文明 所属 十文字学園女子大学 教育人文学部 心理学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/03/31 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 世間との整合・不整合事態における「私」による世間との関係再構築過程 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 十文字学園女子大学紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 十文字学園女子大学 |
巻・号・頁 | 51 |
担当範囲 | 第一著者 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 風間文明・下斗米淳・角尾美奈・飛田操 |
概要 | 本研究では、他者を代弁者として世間との一致が自己に伝達された整合事態と、世間との不一致が自己に伝達された不整合事態における、「私」による世間との関係再構築過程のモデルの検証を行った。このモデルでは、世間との関係再構築過程を(1)整合、不整合事態の評価、(2)世間との関係調整、(3)世間との関係再構築の3段階から構成されると仮定している。302名の大学生を対象に質問紙調査を実施した。主な結果として、(a)3段階モデルが概ね妥当であることが確認され、(b)整合事態においては、「私」は世間と一致しただけでは満足せずに自らの言動を世間に発信し自分自身が世間を形成しようとすること、(c)不整合事態においては、「私」は自分と一致する別の世間を探すか、または世間に同調することで適応を図るが、世間への同調は一方で自分についての確信を低下させることで世間への適応を阻害することもあることが示された。 |