タカダ ケント   Kento Takada
  髙田 健人
   所属   十文字学園女子大学  人間生活学部 食物栄養学科
   職種   講師
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2022/05
形態種別 研究論文
査読 査読あり
標題 介護老人福祉施設・介護老人保健施設における栄養ケア・マネジメントの取り組み 2021年度施設実態調査(原著論文)
執筆形態 共著
掲載誌名 日本健康・栄養システム学会誌
掲載区分国内
巻・号・頁 21(2),22-33頁
担当区分 筆頭著者
著者・共著者 高田 健人, 遠又 靖丈, 長谷川 未帆子, 岡本 節子, 古明地 夕佳, 苅部 康子, 谷中 景子, 堤 亮介, 榎 裕美, 大原 里子, 加藤 すみ子, 田中 和美, 長瀬 香織, 小山 秀夫, 三浦 公嗣, 杉山 みち子
概要 目的:2021年介護保険制度改正から半年後の介護老人福祉施設(以下、特養)および介護老人保健施設(以下、老健)における栄養ケア・マネジメント(以下、NCM)の実態を明らかにすることとした。方法:2021年9月に特養1,928施設と老健1,126施設にIDコード化した質問票を郵送し、対象施設の常勤管理栄養士が回答した。結果:特養356施設、老健200施設を分析対象とした(回収率18.2%)。入所者100人あたりの低栄養リスク者数の平均は特養が57.1人(SD19.3人)、老健が56.3人(SD19.1人)であった。特養の26.7%、老健の31.5%には、少なくとも2名の常勤の管理栄養士(RD)がいた。特養の43.0%、老健の45.5%が「栄養マネジメント強化算定」を算定していた。栄養マネジメント強化加算を算定していない理由として、「管理栄養士数の基準を満たしていない」ことが最も多く挙げられていた。加算算定において困難な点としては、「科学的介護情報システム(LIFE)に伴う管理栄養士の事務作業の増加」が最も多く挙げられていた。結論:特養、老健におけるNCMの強化は全国に広がりつつあったが、人材確保、多職種連携の推進、業務の効率化がさらに求められた。(著者抄録)