ナリヤ ヒロフミ
Hirofumi Nariya
成谷 宏文 所属 十文字学園女子大学 人間生活学部 食品開発学科 職種 教授 |
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言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2005/10 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | Nariya H and Inouye S: Identification of a protein Ser/Thr kinase cascade that regulates essential transcriptional activators in Myxococcus xanthus development. Molecular Microbiology, 58: 367-379, 2005. (Cover Banner and MicroCommentary 345-348) |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国外 |
概要 | プロテインキナーゼカスケード(Pkn8-Pkn14)が、粘液細菌の多細胞性分化に必須な転写因子MrpCをリン酸化することで、特定の栄養条件下での分化を抑制していることを示した。まず、Pkn14の相互作用因子としてMrpCを同定し、Pkn14による リン酸化をうけることを明らかにした。MrpCの発現は自己制御と共に、二成分情報伝達系MrpA-MrpBの制御下にあることが知られている。カスケード欠損株は、野生株と比較して早く分化し、これがMrpCとその下流の分化に必須な転写因子FruAの発現亢進によることを明らかにした。カスケードの発現は、飢餓条件前で高く、飢餓条件下で低下する事から、カスケードがMrpCをリン酸化することでその機能を抑制する可能性を示した。これらの結果から、粘液細菌は原核および真核生物型の二つの情報伝達系で転写因子を制御することを明らかにした。(共著者:Nariya H, Inouye S)
(分担部分:共同研究により本人担当分抽出不可能) |