カモシタ スミコ
Sumiko Kamoshita
鴨下 澄子 所属 十文字学園女子大学 人間生活学部 食物栄養学科 職種 講師 |
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言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2019/02 |
形態種別 | 学位論文(その他) |
標題 | Study on utilization of processed soybean food to increase dietary fiber intake and its effect on health(学位論文) |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 十文字学園女子大学大学院 人間生活学研究科 食物栄養学専攻(博士後期課程) |
著者・共著者 | S.Kamoshita |
概要 | 生活習慣病の増加は食物繊維の摂取不足が要因の1つと考えられている。本研究は、主菜から食物繊維摂取量を増加させる方法に関する2研究(テンペもしくはオカラ)と、2型DM患者の血糖濃度への影響を観察する1研究(オカラ)から構成される。食物繊維源としたテンペやオカラが被験者に受容され、食習慣に組み込まれることを期待している。研究1:20~70歳代の男女計60名。テンペ料理と対照を試食し、最高評価点4点として評価したところ、テンペ料理は対照に近い評価を得ることができた。研究2:小学生計349名。オカラと魚肉を使用したハンバーグと対照を比較評価したところ、高い評価を得ることができた。研究3:2型DM患者60名。介入群と対照群に分け、約6g/日の食物繊維を増加させた。介入群の空腹時血糖値およびフルクトサミン値は有意に低下した(p<0.05)。テンペもしくはオカラは適切な調理により被験者に受容される可能性があることがわかった。このことは、テンペもしくはオカラを用いて食事から食物繊維摂取量を増加できることを示唆している。さらに、オカラの摂食による食物繊維摂取量の増加が、2型DM患者の血糖値の改善に寄与することが明らかとなった。 |