カモシタ スミコ
Sumiko Kamoshita
鴨下 澄子 所属 十文字学園女子大学 人間生活学部 食物栄養学科 職種 講師 |
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言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2019/02 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | Okara improved blood glucose level in Vietnamese with type 2 diabetes mellitus |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | The Journal of Nutritional Science and Vitaminology. 2019 |
巻・号・頁 | Vol.65(No.1),pp.60-65 |
著者・共著者 | N.T.Lieu,S.Kamoshita,S.Yamamoto,他 |
概要 | ベトナムでは、糖尿病患者が増加しており、その要因の1つに食物繊維摂取量の不足(約7〜8g/日)が考えられる。オカラは良い食物繊維源であるが、ベトナム人にはオカラを食べる習慣がない。本研究は、オカラにより食物繊維摂取量を約6g/日増加させることによる、DM患者の血糖値への影響を明らかにすることを目的とした。オカラが受け入れられやすいように、主にベトナム人が日常的によく食べる料理を基本としてオカラ料理を開発した(主食、主菜、副菜、汁物、おやつ)。被験者は2型DM患者60名。試験期間は2週間とし、介入群は一日あたり約60gのオカラ(食物繊維約6gを含む)を各料理から摂取した。その結果、介入群では食物繊維の摂取量が増加し、空腹時血糖値(6.3から5.4mmol/L)とフルクトサミン値(319から301μmol/L)が減少した(p<0.05)。ベトナム人は各料理から約60g/日のおからを摂取し、2週間に渡り食物繊維摂取量を約6g/日増加させることで、DM患者の血糖値が改善できることが示唆された。 |