ナリヤ ヒロフミ   Hirofumi Nariya
  成谷 宏文
   所属   十文字学園女子大学  人間生活学部 食品開発学科
   職種   教授
言語種別 英語
発行・発表の年月 2011/04
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 Nariya H, Miyata S, Tamai E, Sekiya H, Maki J and Okabe A: Identification and characterization of a putative endolysin encoded by episomal phage phiSM101 of Clostridium perfringens. Applied Microbiology and Biotechnology, 90: 1973-1979, 2011.
執筆形態 共著
掲載区分国外
概要 菌種特異的なバクテリオファージの細胞壁分解酵素Endolysinは, 感染症学および食品製造分野において, 抗菌剤や食品添加物としての利用が期待できる。一般的にファージの探索・単離・解析には、多大な労力と時間を要する。本論文では、ファージDNAが一旦宿主菌に組み込まれた後、宿主菌のゲノム上で分断化・不活化されその痕跡を残すことに注目し, ウェルシュ菌食中毒株SM101のゲノム情報よりファージ由来のEndolysin遺伝子を網羅的に検索した。候補の一つであるムラミダーゼPsmを大腸菌で大量発現・高度精製して解析した結果, ウェルシュ菌特異的に強い溶菌活性を示した。また, Psmはウェルシュ菌からDNAやタンパク質を簡便に抽出するための研究ツールとしても有用であることを示した。更に、Psmの凍結融解や凍結乾燥(常温保存)に対する安定性を検討し, 抗菌剤として安定供給が可能である事を示した。(共著者:Nariya H, Miyata S, Tamai E, Sekiya H, Maki J, Okabe A)(分担部分:共同研究により本人担当分抽出不可能)