イトウ ミホ
Miho Ito
伊藤 美穂 所属 十文字学園女子大学 人間生活学部 健康栄養学科 職種 講師 |
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発表年月日 | 2007/11 |
発表テーマ | 官能評価による黒毛和牛の調理法と最適脂肪含量について |
会議名 | 日本官能評価学会2007年度大会 |
学会区分 | 全国学会 |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 東京農業大学、東京 |
発表者・共同発表者 | 発表者:加賀谷希恵,山下夕夏,斉藤薫,河村正,戸田美穂,飯田文子 |
概要 | 粗脂肪含量25.7~48.6%の黒毛和種去勢牛の官能評価とうま味成分量を測定し、焼成肉および煮熟肉の最適脂肪含量をそれぞれ比較検討した。試料は、家畜改良センターにおいて同一条件下で肥育、と畜、熟成された等級の異なる黒毛和種去勢牛11種(B2~A5)を用いた。官能評価は、焼成肉と煮熟肉を試料とし、9項目について訓練パネル18名による客観的官能評価(SD)法を行った。イノシン酸はHPLCで定量し、アミノ酸測定はアミノ酸アナライザーにて定量した。粗脂肪含量が高いほど「やわらかさ」、「多汁性」、「あぶらっこさ」が焼成肉・煮熟肉ともに高く評価されたが、「総合的な食感」が焼成肉の場合、40%以上では評価が低くなった。総合評価に寄与する項目は、焼成肉・煮熟肉ともに「総合的な食感」次いで「牛肉の好ましいうま味」となった。うま味成分量と官能評価値との関係はなかった。今回の試料における最適脂肪含量は、焼成肉で37%、煮熟肉では37~40%と示唆された。 |