イトウ ミホ
Miho Ito
伊藤 美穂 所属 十文字学園女子大学 人間生活学部 健康栄養学科 職種 講師 |
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発表年月日 | 2008/05 |
発表テーマ | ビターチョコレート嗜好の食背景 |
会議名 | 日本家政学会第60回大会 |
学会区分 | 全国学会 |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 日本女子大学、東京 |
発表者・共同発表者 | 発表者:飯田文子,伊藤美穂,相原武志,芦谷浩明 |
概要 | ビターチョコレート嗜好の背景を探る目的で、官能評価と意識調査及び五味の識別検査を行った。ガーナ・ベネズエラ・エクアドル産のカカオ豆から調製したチョコレート試料のpH測定、カフェイン・テオブロミン・ポリフェノールのHPLC分析を行った。学生172名にガーナを基準とした7段階評価尺度によるSD法で12項目の官能評価を実施し、自己記入式で食生活・食意識調査、五味の識別検査を実施した。テオブロミンはエクアドル、カフェインはベネズエラ、ポリフェノールはエクアドル、pHはエクアドル最も高かった。分析型官能評価より、エクアドルはガーナ、ベネズエラに比べ「苦味」と「渋味」が高く、この傾向はポリフェノール量を反映していた。3種の嗜好割合はベネズエラ、ガーナ、エクアドルの順で、苦味・渋味の強いエクアドルが好きな食背景として、食意識が高く、情報に敏感で、1回の食事にかける金額も高い、こだわり派と推定された。五味の識別検査より、エクアドル好きは正答率が高く、味覚に関しても敏感であることが示唆された。以上より、苦味・渋味嗜好は、食に対する興味関心が高く、味覚に敏感であるなどが関わっていると推察された。 |