イトウ ミホ
Miho Ito
伊藤 美穂 所属 十文字学園女子大学 人間生活学部 健康栄養学科 職種 講師 |
|
発表年月日 | 2016/08 |
発表テーマ | 栄養教諭・学校栄養職員による学校給食における食文化継承の現状 |
会議名 | 日本調理科学会平成28年度大会 |
学会区分 | 全国学会 |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 名古屋学芸大学、愛知 |
発表者・共同発表者 | 発表者:伊藤美穂,宇都宮由佳,糦須海圭子,秋永優子,朴卿希,江原絢子 |
概要 | 学校給食における食文化継承の取り組みの実態および課題等を明らかにすることを目的として調査を行った。栄養士228名を対象に自己記入式アンケート調査を行った。郷土料理の実施率は96.0%であり、年間平均実施日数は栄養教諭・学校栄養職員の年齢が高くなるほど増加した。栄養教諭と学校栄養職員の相違点をみると、郷土料理の実施率について、栄養教諭は99.3%、学校栄養職員は89.6%と有意に低かった。「和食や郷土料理を子どもたちへ十分伝えていると思わない理由」では、栄養教諭・学校栄養職員ともに「自身の知識がない」が多かったが、栄養教諭は「時間がない」、学校栄養職員は「伝える場がない」が有意に多く、業務の整備や他教員との連携が必要であることが明らかになった。子どもたちへの食文化の継承には管理栄養士・栄養士養成カリキュラムのみならず、栄養教諭のカリキュラムなどの見直しも必要であることが示唆された。 |