カザマ フミアキ
Fumiaki Kazama
風間 文明 所属 十文字学園女子大学 教育人文学部 心理学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2023/09/16 |
発表テーマ | 集団フォーマル性と集団凝集性が新入成員の受容に及ぼす影響 |
会議名 | 日本心理学会第87回大会 |
主催者 | 日本心理学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 神戸国際会議場 |
概要 | 部活動やサークル集団を対象に、集団フォーマル性、集団凝集性が新入成員の受容に及ぼす影響について、集団の規模(人数)、活動頻度、活動成果のレベルといった集団属性の影響も含めて検討した。大学生110名を対象に、所属していた部活動やサークルを想定してもらい、集団属性に関する質問、新入成員への寛容的反応尺度、集団フォーマル性尺度、集団凝集性尺度を含む調査を実施した。パス解析による検討の結果、部員数、週の活動回数、活動成果が高いほど集団フォーマル性が高まり、集団フォーマル性が新入成員の受容因子である「積極的関与」と「受容的雰囲気作り」の双方を高めていた。また凝集性については、集団フォーマル性が高いほど成員凝集性が高まって新入成員への積極的関与が高まる過程も確認された。課題凝集性については影響が見られなかった。部活動やサークルにおいては、フォーマル集団の性質が強い集団ほど、新入成員の受容についても集団規範、役割として受容する体制が整えられている可能性が考えられる。 |