ナツイ ヒロアキ
NATSUI Hiroaki
夏井 裕明 所属 日本女子体育大学 体育学部 健康スポーツ学科 日本女子体育大学大学院 スポーツ科学研究科 スポーツ科学専攻 日本女子体育大学附属基礎体力研究所 附属基礎体力研究所 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1992/10 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 形成外科領域へのカラードップラー法の応用 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 形成外科, 1992. |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 35(10),1089-1095頁 |
著者・共著者 | 共著者:遠藤隆志、中山凱夫、M. Maher Kabra、夏井裕明 |
概要 | 移植床の血管を術前に確かめ,さらに皮弁の栄養血管の評価,吻合後の血管のモニターについてカラードプラー法で調べた。12症例について,血管の確認,血流速度,吻合部の開存などを例示した。前頭洞癌切除再建術後の難治例に前に使用された左浅側頭動脈をカラードプラーで検査した結果,その前頭枝の血流を確認し,安心して皮弁を挙上することができた。術後8ヵ月で瘻口をみない。また顔面に対し遊離皮弁術施行予定の患者の左右顔面動脈および左右浅側頭動脈の血流速度を術前にみたところ,それぞれ0.31m/sec, 0.32m/sec, 0.61m/sec, 0.59m/secで左右の浅側頭動脈の方が顔面動脈系より血流速度が早く,移植床血管として良好という判断の一助となった。さらに3歳児の指動脈の確認が合併症に形成手術に役立つことを述べた。また微小吻合血管の開存を確かめ得ること。ベッドサイドで術後血流速度を測定し経過をみられること,術後の閉塞の早期発見にも役立つことも述べた |