ツノダ カズヤ
TSUNODA Kazuya
角田 和也 所属 日本女子体育大学 体育学部 子ども運動学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/02 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 児童観形成に関する一研究 ―自己への否定感情の視点から― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 帝京学園短期大学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (第16号),17-24頁 |
概要 | ある授業で学生に行った演習を通じて、学生の児童観にA.Thomas & S.Chessが1963年に発表した「素質説」への偏りがうかがえた。普段の学生の様子から、「素質がないから自分には無理だ」といった気持ちを抱いているのではないかという疑念、および自己肯定感の低さや劣等感の高さ、自己信頼感の低さがこうした偏りの背景にあるのではないかが危惧された。そこで、児童観に自己否定的な感情が影響を与えているのかを検討し、併せて学生が実際にどの程度の自己否定感情を抱いているのかについても検討した。その結果、学生全体の傾向として、自己嫌悪感が強く、自尊感情がかなり低いが、劣等感はそれほど強くは感じていない傾向がうかがえた。また、これらの自己否定的な感情の強さが、児童観の形成には直接結びついていない可能性が示唆された。 |