スズキ ノブオ
SUZUKI Nobuo
鈴木 信夫 所属 日本女子体育大学 体育学部 スポーツ科学科 職種 特任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/04 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 分子系統解析が明らかにする「短翅型」スカシシリアゲモドキPanorpodes paradoxus(シリアゲムシ目、シリアゲモドキ科)の高標高域での並行進化 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | New Entomologist |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 65(1/2),62-71頁 |
担当範囲 | 本人担当部分:日本各地からのスカシシリアゲモドキのサンプル採集、PCRによる遺伝子解析用試料作成協力、引用文献の収集を行った。 |
著者・共著者 | 鈴木智也、鈴木信夫、東城幸治 |
概要 | 日本列島の山岳地帯に生息するシリアゲムシ目昆虫の一種、スカシシリアゲモドキPanorpodes paradoxusは山麓域で普通にみられる「長翅型」のほかに、中部山岳域及び青森県八甲田山の高標高域に生息する、「短翅型」の存在が知られており、「短翅型」は高標高域に適応した別種ではないかとする示唆もある。本研究は、「短翅型」が本当に別種であるか、ミトコンドリア遺伝子COI領域および16SrRNA領域、および核遺伝子EF-1a領域を用いて遺伝子解析を行った。その結果、「短翅型」は別種ではなく、種内における形態変異型であること、高標高環境に適応した「エコモルフ」であること、そしてこれらは各山塊で並行的に進化したことが示唆された。 |