セガワ ダイ
SEGAWA Dai
瀬川 大 所属 日本女子体育大学 体育学部 スポーツ科学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2002/03 |
形態種別 | 学位論文(修士) |
標題 | 徒弟学校の歴史的役割―東京府下の事例から― (修士論文) |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 東京大学大学院 |
概要 | 徒弟学校が制度として成立した明治27年から、徒弟学校規程が廃止される大正10年までの徒弟学校の推移を考察し、その歴史的役割を明らかにした。事例として、東京府に存在した、八王子織染学校、東京府立職工学校の2校を取り上げた。第一の事例は在来産業の近代化を担う、第二の事例は産業の重化学工業化に対応する職人の育成を行うために創設された学校である。分析の結果、文部省が意図した職工養成は、両校にあっては、学校の本体である本科では、十分行われたものではなかったことを明らかにした。そして、本科においては、より高度な技術者を養成することとし、職工養成は、新設した別科において行うという推移を遂げたことを指摘した。徒弟学校の人材育成システム・カリキュラムは、いわば二重構造を持つ形で進行しており、文部省が期待した徒弟学校の理念を必ずしも反映した形で運営されたものではなかったと結論付けた。 |