カガ タケヒコ
KAGA Takehiko
加賀 岳彦 所属 日本女子体育大学 体育学部 健康スポーツ学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1995/11 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 擬人法の変容:Keatsの擬人法をめぐって |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『ふぉーちゅん』(新生言語文化研究会(現 欧米言語文化学会)発行) |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 新生言語文化研究会(現欧米言語文化学会)発行 |
巻・号・頁 | (第7号),19-29頁 |
概要 | <擬人法>は、18世紀新古典主義の詩においては Poetic Dictionの一技法として隆盛を見たが、19世紀のロマン派の時代に入ると、生命力の枯渇した技法として排斥される傾向にあった。その風潮の中で、キーツが代表作『秋に寄せる』(To Autumn,1819)の第二連で用いた<擬人法>は、Poetic Dictionの弊から抜け出したロマン派特有の詩的感覚を湛えたものとして稀有の用例となっている。本稿では、ポープ、グレイ、コリンズら18世紀の詩人の用例と比較しつつ、また19世紀後半から広まったラスキンの批評概念<Pathetic Fallacy>をも視野に収めながら、キーツが残した<擬人法>の表現的価値を、技法の歴史的側面から考察してみた。 |