ミヤモト オトメ
MIYAMOTO Otome
宮本 乙女 所属 日本女子体育大学 体育学部 ダンス学科 日本女子体育大学大学院 スポーツ科学研究科 スポーツ科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/03 |
形態種別 | 研究論文(大学、研究機関等紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 特別支援学級「表現・リズム遊び」における児童の変容-他者との関わり・自己表現に着目して- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本女子体育大学紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 50,37-48頁 |
総ページ数 | 12 |
著者・共著者 | 墨田雪香 宮本乙女 |
概要 | 小学校特別支援学級の児童を対象に表現・リズム遊びの授業を4回行い,撮影した映像と授業観察記録及び学年主任へのインタビューに基づいて児童の変容を考察した.他者との関わりについては,「リズムに乗ってダンスダンス」の中で、1回目と4回目の授業のハイタッチ行動の回数について比較(Wilcoxonの符号付順位検定)を行った結果,全体としてハイタッチ行動の出現率が増加した.特に 1回目の授業時に他者への働きかけが少なかった児童に対しては他者への働きかけに変容が見られた.自己表現については,「大きな声で名前を呼ぼう」の授業場面に着目し.授業観察記録及び毎授業後に行った学年主任へのインタビューから対象児童1名の変容を捉えた.1回目と4回目の授業観察記録を比較すると対象児は他者を認識し,模倣・協調するがみられる場面が増え,回を重ねるにつれ表現遊びを楽しむようになり,積極的に授業に参加していくようになったことが確認できた.今回対象とした小学校特別支援学級の児童において,「表現・リズム遊び」の授業を通して他者との関わり・自己表現について,児童にポジティブな変容がみられたことが明らかとなった. |