ミヨシ アキコ
MIYOSHI Akiko
三好 昭子 所属 日本女子体育大学 体育学部 健康スポーツ学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/10 |
形態種別 | 学術書 |
標題 | 世代継承性研究の展望:アイデンティティから世代継承性へ 世代継承性シリーズ3 |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | ナカニシヤ出版 |
総ページ数 | 全491頁 |
担当範囲 | 第Ⅱ部 第1章2「McAdamsによる世代継承性に関する研究」(108-132頁)を共著 |
著者・共著者 | 編著:岡本祐子・上手由香・髙野恵代
共著者:大野久・三好昭子・茂垣まどか・今井美智子・赤木真弓 |
概要 | 本書は「世代継承性」研究の基盤となることをねらいとして企画されており、日本において早くから「世代継承性」に注目して研究を進めてきた研究者の「世代継承性」をとらえるヴィジョンの他、1950年から2015年までの65年間に国内外で発表された「世代継承性」研究の動向と展望を領域別にまとめたものである。
A5判 491頁 「ロヨラ世代継承性尺度」と「世代継承的行動チェックリスト」の開発、McAdamsによる世代継承性の7つの特質、ナラティブ(narrative)」と「巻き返し・救済(redemption)といったMcAdams特有の概念についてまとめた。その上で世代継承性の測定方法については文化差も大きく、時代差やコホート差の検討にも注意が必要であることや「語り(ナラティブ)」の有用性と限界について指摘した。また「巻き返し・救済」に焦点化することは世代継承性研究ではなく、アイデンティティ研究につながるのではないか、さらには世代継承的な行動を行う根拠に関して、恵まれた者から恵まれない者への奉仕だけでなく、自分が受けた恩を次世代に恩返しするという観点も重要なのではないかと問題提起した。 |