スズキ ノブオ   SUZUKI Nobuo
  鈴木 信夫
   所属   日本女子体育大学  体育学部 スポーツ科学科
   職種   特任教授
発表年月日 1990/06
発表テーマ ヒロコバネ(鱗翅目、ヒロコバネ亜科)幼虫眼の微細構造
会議名 日本昆虫学会第52回大会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 弘前大学
発表者・共同発表者 鈴木信夫、長島孝行
概要 ヒロコバネの幼虫眼は5個の個眼からなり、2~5番の個眼は同じ構造と考えられる。微細構造の特徴は、厚い角膜を持つ、crystalline coneを3つ持つが、あまり発達しない。primary pigment cellはあまり発達しない。retinulaは上層3個、下層4個の細胞からなる。rhabdomは上層3方向、下層で1方向である。1番目の個眼のretinulaは上下層とも6個もしくはそれ以上の細胞からなっていて、Paulus(1977)の予想した2個の個眼が癒合したものと考えられる。1番の個眼のそばにレンズ様の構造が見られ、これが退化的な個眼とすれば、コバネガ幼虫の個眼数は7個とも数えられ、トビケラ目幼虫の個眼数と一致する。
本人担当部分:幼虫の提供と立体構造の再構築、発表を担当。