ナカムラ アンナ
NAKAMURA Anna
中村 安菜 所属 日本女子体育大学 体育学部 スポーツ科学科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2015/02 |
発表テーマ | 日本国憲法における「開放性」と「閉鎖性」 |
会議名 | 無国籍研究会第8回研究会 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
概要 | 日本国民の法的概念は、国籍法によって規定されている。その国籍法の基本原則である血統主義に焦点を当てた時、日本における法的国民概念の特徴が明らかになる。本報告では、その特徴を「開放性」・「閉鎖性」という言葉で表現した。すなわち、日本国民の血を継承する者には日本国籍取得の道を開放する一方で、外国人や元・日本国籍保持者に対しては、その道を非常に狭く設定し、帰化に限定しているということである。「開放性」を示す最近の事例として2008年国籍法違憲判決を紹介し、「閉鎖性」の事例として戦後の国籍法改正における国籍回復制度の廃止などを紹介した。 |