ミヨシ アキコ
MIYOSHI Akiko
三好 昭子 所属 日本女子体育大学 体育学部 健康スポーツ学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2023/09/17 |
発表テーマ | 部活動参加の動機とグリットとの関連 |
会議名 | 日本心理学会第87回大会 |
主催者 | 日本心理学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 単独 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 神戸 |
開催期間 | 2023/09/15~2023/09/17 |
概要 | 運動部活動を継続してきた学生が,どのような動機で部活動に参加しているのかを明らかにし,部活動参加の動機とグリットとの関連について探索的に検討した。大学で運動部活動に所属していた88名を対象として,Googleフォームを用いて無記名の調査を実施した。部活動に対する動機については,学習動機測定尺度(市川, 1995)の6つの下位尺度を参考に,部活動の場面を想定して新たに36項目を作成し5件法で回答を求めた。最尤法,プロマックス回転により因子分析を行い,5因子を抽出した。その結果,部活動を継続する動機としては部活動自体がおもしろいからといった充実志向がもっとも高く,続いて実用志向,訓練志向となっており,みんながやるからといった関係志向や承認志向の得点は低かった。しかし相関においては,関係志向の得点が高いほど承認志向が高かった。また,継続年数や競技レベルが高いほどグリットが高く,承認志向と訓練志向は努力の粘り強さと正の相関があることが明らかになった。それに対して関係志向は興味の一貫性やグリットと負の相関があり,継続年数も関係志向が高いほど短いことが示された。 |