クロミヤ カズモト
Kazumoto Kuryomiya
黒宮 一太 所属 京都文教大学 総合社会学部 実践社会学科 職種 准教授 |
|
研究期間 | 2020/04~2021/03 |
研究課題 | 近代日本のディレンマ——「保守」という困難 |
実施形態 | 個人研究 |
代表分担区分 | 研究代表者 |
概要 | 上記研究テーマ1と同様、これまで進めてきた左記研究テーマにかんして、以下①と②の成果のうち、一般読者の関心も高い「昨今見られる国内外のナショナリズムにかんする思想論的、文明論的考察」にかかわる部分を、下記「研究成果公表予定」に記載した出版物に発表する。あわせて、ナショナリズムにかんする国内での議論について、欧米での議論の仕方との相違を明らかにし、国内での議論の土台づくりをおこなうために、2019年2月に刊行された、Yael Tamir, Why Nationalism の翻訳書を出版する。また、本テーマに関係する研究者たちとおこなう研究会に参加し、自身の研究成果を発表、議論する。 ①日本の近代、そして戦後日本の歴史を精神史として描き直すために、鍵となる思想家、知識人の文献を読解し、「日本の近代」が抱える矛盾についての考察をまとめる。 ②現代日本のナショナリズムについての考察を国内外の文献の読解を手がかりに進め、昨今の「ネイションへの回帰」と指摘される諸事象を理解するための解釈の枠組みを提示する。 |