ハマノ キヨシ
Kiyoshi Hamano
濱野 清志 所属 京都文教大学 臨床心理学部 臨床心理学科 京都文教大学 大学院臨床心理学研究科 博士前期課程 京都文教大学 大学院臨床心理学研究科 博士後期課程 職種 教授 |
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研究期間 | 2019/04~2020/03 |
研究課題 | 気功における自発動についての総合的研究 |
実施形態 | 機関内共同研究 |
研究委託元等の名称 | 京都文教大学 |
研究種目名 | 科学研究費助成事業公募申請奨励費(研究代表者対象) |
代表分担区分 | 研究代表者 |
概要 | 気功は中国に伝統的に受け継がれてきた心身調整のための技術の集積体であり、また深く東洋思想の人間理解とも影響し合いながら成立してきたものであって、そこから切り離すことのできないものである。したがって、気功について論ずるには、単純に技術だけを切り取ってその生理的、心理的な変化を独立した対象として検討するだけでなく、古い文献に語られている思想内容と現代人が主観的に体験するものとの相互の影響関係も含めて検討する必要がある。本研究では、気功の中でもその中心に位置付けられる自発動を検討の対象として取り上げ、自発動をめぐってなされてきた言説を歴史的に跡づける作業をまず進めて行く。また、気功以外の東洋的身体技法の中に自発動を見出すことは多く、それらとの比較検討も進めて行く。そして、同時に現代の自発動の一つを取り入れた気功セラピーの実践家の協力を得て、自発動の一つの側面を治療的空間の持ち方の検討、さらには参加者の主観的体験の聞き取り、質問紙調査などを通じて総合的に検討する。 |