モリ マサミ
Masami Mori
森 正美 所属 京都文教大学 総合社会学部 実践社会学科 職種 教授 |
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研究期間 | 2018/04~2019/03 |
研究課題 | 文化遺産と地域観光化現象にみられる相互連関と持続可能性に関する法人類学的研究 |
実施形態 | 機関内共同研究 |
研究委託元等の名称 | 京都文教大学 |
研究種目名 | 科学研究費助成事業公募申請奨励費(研究代表者対象) |
代表分担区分 | 研究代表者 |
概要 | 本研究は、文化遺産を有する地域、あるいは文化遺産登録をめざす地域における多様なステークホルダーの実践を通じた交渉関係に注目し、地域における観光化と持続可能性の関係性を解明しようとする法人類学的研究である。文化遺産は、観光資源また地域ブランド構築資源として注目されている。また観光化は、日本全体、地方においても生存戦略として重視されている。しかしそこでは、様々な課題が生じており、個別地域に応じたローカルな手法が必要である。そこで本研究では、京都府を中心とする「宇治茶」の世界文化遺産登録推進プロセスを主事例として、人々の実践、および実践に係る選択を左右する規範や価値観、さらにはそれらの実践の結果最定位される異なるレベルでの法/政治制度の相互連関を明らかにし、持続可能な地域社会の実現に向けた知識や知恵の制度的再構築の手法を提示することをめざす。 |