クロミヤ カズモト
Kazumoto Kuryomiya
黒宮 一太 所属 京都文教大学 総合社会学部 実践社会学科 職種 准教授 |
|
研究期間 | 2019/04~2020/03 |
研究課題 | 「故郷喪失」にかんする社会科学的考察 |
実施形態 | 個人研究 |
代表分担区分 | 研究代表者 |
概要 | これまで進めてきた左記研究テーマにかんして、以下①と②の成果のうち、一般読者の関心も高い「昨今見られる国内外のナショナリズムにかんする思想論的、文明論的考察」にかかわる部分を、昨年度と同様、下記「研究成果公表予定」に記載した隔月刊のオピニオン誌に発表する(関連する特集テーマの際に随時寄稿予定)。なお、上記連載原稿をもとにして新書相当の単著にまとめることも現在計画中である。また、あわせて、ナショナリズムにかんする国内での議論について欧米での議論の仕方との相違を明らかにし、国内での議論の土台づくりをおこなうために、2019年2月に刊行された、Yael Tamir, Why Nationalism の翻訳計画を進めている。 ①19世紀末から20世紀前半にかけて「ニヒリズム」の考察をおこなった西洋の思想家たちの思索にかんする諸文献の読解を進め、日本における「ニヒリズム」についての考察をまとめる。 ②日本の近代、そして戦後日本のナショナリズムにかんして鍵となる思想家、知識人の思索についての関連文献の読解を進め、「日本の近代」という矛盾的問題についての考察をまとめる。 |