クラニシ ヒロシ
倉西 宏 所属 京都文教大学 臨床心理学部 臨床心理学科 京都文教大学 大学院臨床心理学研究科 博士前期課程 京都文教大学 大学院臨床心理学研究科 博士後期課程 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/08 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 遺児における親との死別体験の位置づけとその変化 ―修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 死の臨床 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本死の臨床研究会 |
巻・号・頁 | 33(1),114-119頁 |
著者・共著者 | 倉西 宏 |
概要 | 本研究は子ども時代に親と死別した遺児が親との死別後をいかに位置づけて、それがいかに変化していくかについて修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチによって分析を行った。分析の結果、遺児にとって当初死別体験は絶対的な欠落であった。しかし死別体験と取り組む中で死別体験を主体化させ、そのプロセスの中で徐々に死別体験が相対化されていくということが見出された。これらのプロセスは段階的に進む場合もあるが様々な「状態」を行きつ戻りつするものだと考えられ、その揺らぎある中で死別を抱え生きていくことが見出された。 |