クラニシ ヒロシ
倉西 宏 所属 京都文教大学 臨床心理学部 臨床心理学科 京都文教大学 大学院臨床心理学研究科 博士前期課程 京都文教大学 大学院臨床心理学研究科 博士後期課程 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/10 |
形態種別 | 研究論文(その他学術会議資料等) |
査読 | 査読あり |
標題 | 阪神・淡路大震災16年後における震災遺児への心理的影響とその位置づけ―改定出来事インパクト尺度と半構造化面接による報告― |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 研究助成論文集 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 公益財団法人 明治安田こころの健康財団 |
巻・号・頁 | 46,139-148頁 |
著者・共著者 | ◎倉西 宏,八木 俊介 |
概要 | 本研究は阪神淡路大震災16年後における震災で親を亡くした子どもの心理的影響と震災体験や死別体験をどのように遺児自身の中で捉えているかについて検討を行った。調査は遺児44人とその養育者38人にIES-Rを実施し、さらに遺児18名に対して半構造化面接を行いその語りの検討を行った。その震災遺児のIES-Rではカットオフ値である25点以上は7名(16%)で養育者の25点以上は16名(42.1%)でPTSD症状の遷延化が危惧された。遺児へのインタビューでは、震災と死別体験と取り組むプロセスの中で、成長と共に震災を自己の一部として取り入れていることが見られたが、それだけでなく震災後16年を経ても遺児達は震災と向き合い続け、さらに成長と共に問題の質が変化しており、それらのプロセスに継続的に援助を続ける支援団体の存在が重要であると考えられた。 |