クラニシ ヒロシ
倉西 宏 所属 京都文教大学 臨床心理学部 臨床心理学科 京都文教大学 大学院臨床心理学研究科 博士前期課程 京都文教大学 大学院臨床心理学研究科 博士後期課程 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/03 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | 阪神・淡路大震災遺児における震災と死別の影響とそのうつり変わり―震災16年後の心的体験― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 臨床心理研究 京都文教大学心理臨床センター紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 京都文教大学心理臨床センター |
巻・号・頁 | 14,93-100頁 |
著者・共著者 | 倉西 宏 |
概要 | 阪神・淡路大震災で親を亡くした震災遺児にとって、16年経過した段階において震災と親との死別体験はどのように影響を与え、その体験をどのように主観的に捉えているのかを見出すことを目的とした。震災遺児に対して個別に半構造化面接を行い、それらを事例的に紹介して考察を行った。震災遺児は震災・死別体験を相対的に体験すると共に絶対的で個別的なものとしても体験しており、それらのプロセスの中で震災・死別体験を自身の一部と化していくプロセスの中に未だいることが見出された。そして震災が起こった日を中心とした円環的・螺旋的に流れる時間の中で、亡き人がいる異界とこの世とを行き来するように亡き喪失対象と心理的につながり続けながら、震災・死別体験との距離や関係も変化し続けていることが見出された。 |