クラニシ ヒロシ
倉西 宏 所属 京都文教大学 臨床心理学部 臨床心理学科 京都文教大学 大学院臨床心理学研究科 博士前期課程 京都文教大学 大学院臨床心理学研究科 博士後期課程 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/03 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | 福祉型障害児入所施設における心理臨床 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 追手門学院大学心理学部紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 追手門学院大学 |
巻・号・頁 | 11,1-9頁 |
著者・共著者 | ◎倉西 宏,神戸 崇作 |
概要 | 本論文では、福祉型障害児入所施設における心理臨床の紹介を行うことを目的とした。まず、筆者らの勤務する施設の概要から臨床心理士の業務、心理療法でみられる主題、そして退所について述べて、福祉型障害児入所施設に
おける心理臨床の現状を報告した。心理療法においては、心理療法場面に重心を置きながら、治療状況に応じて職員とのコンサルテーションを密にし、ここぞという時には生活場面において介入することも有効な場合がある。また、コン サルテーションによって支援員をサポートし、生活場面においても児童を抱える力を高めることが心理療法と同じく重要な仕事なのである。心理療法でみられる主題としては、①虐待、②アタッチメント、③身体性を取り上げ、障害児の臨床においても虐待の問題が大きいこと、アタッチメントは特に生活場面における支援員との関係性を理解する時に役立つこと、身体障害との関連から身体性についても論じた。 |