オカモト キヨミ
Kiyomi Okamoto
岡本 浄実 所属 京都文教大学 こども教育学部 こども教育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/03 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 介護職における省察に関する研究-学習する組織を中心に- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 奈良佐保短期大学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 奈良佐保短期大学 |
巻・号・頁 | (21),35-39頁 |
担当範囲 | 研究方法および結果 |
著者・共著者 | 水野 尚美(奈良佐保短期大学)、岡本 浄実(京都文教大学)、村上 逸人(同朋大学)野田 由佳里(聖隷クリストファー大学) |
概要 | 本研究は,介護現場における研修内容を検討するための基礎資料とするために実施した.特別養護老人ホームおよび老人保健施設に勤務する介護職員(180名)を対象とし,質問紙を用い郵送法で調査を行った.本報告では,学習する組織の25項目の質問について検証的因子分析を行った.結果,5因子を抽出し【精神的支柱】【チームケア】【楽しむ工夫】【思考の共有】【サポーティブなチーム】と命名した.介護職は,職場での役割を柔軟にとらえていることや,介護職には学習する組織としてのコミュニティが培われてきていることが明らかになった.一方で,即戦力となる人材の中途採用や非正規雇用者の増加など培われたコミュニティを実感できない状況にあることも明らかになった.今後の介護現場は,海外からの人材採用も増加することが予想されている.様々な入職課程の人材が介護現場で学び続ける学習体制や研究観を培う研修の検討が必要である. |