オカモト キヨミ
Kiyomi Okamoto
岡本 浄実 所属 京都文教大学 こども教育学部 こども教育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/08 |
形態種別 | 速報,短報,研究ノート等(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 介護福祉教育におけるルーブリック活用に関する考察 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 介護福祉教育 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 中央法規出版株式会社 |
巻・号・頁 | 22(1),44-52頁 |
総ページ数 | 9 |
担当範囲 | 3.利用者(高齢者)理解のための教材(ボードゲーム)、4.実際の活動事例報告、5.考察 |
著者・共著者 | ◎岡本 浄実(京都文教大学)、野田 由佳里(聖隷クリストファー大学) |
概要 | 本稿は、授業でのルーブリック活用の視座を明らかにするものである。本稿の中で取り上げる研究テーマは、高齢者の「暮らしてきた姿」や生活習慣、経験、地域性、時代性を学び、利用者理解を深めるツールとしてボードゲームを活用した。生活経験の浅い学生がボードゲームのコピーから生活の楽しみやその時代の価値観が連続性を持って培われていることに気づく機会としたいと考え、ゲームという身近なツールでゲームをしながら対象者の過ごしてきた時代をライフコースとして体験的に理解をすることを目的に授業を実施した。試みを通して教員の授業の海図としてのルーブリックは、学生の主体的な学習に影響をもたらすことが明らかになった。また、ボードゲームは、利用理解のツールになると同時に、ディスカッション場面を増やし相互に学び合う波及効果も生まれた。言い換えるならば、ボードゲームのコピー自体に触れることで、その人らしさをピースとして捉えつまり一旦、切片化することにより、人生の構成要因を意識し再構成することができる。つまり、真のその人らしさを理解する体験につながると考える。 |