ハシモト ヨシオ
Yoshio Hashimoto
橋本 祥夫 所属 京都文教大学 こども教育学部 こども教育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/03 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | エネルギー・デモクラシーのための教育の枠組みを考える(Ⅰ) ―(3)本質的因果関係の経済的考察― |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 環境教育年報 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 京都教育大学 |
巻・号・頁 | (第20号),23-34頁 |
著者・共著者 | 共同執筆者:田中曜次、水山光春、橋本祥夫 |
概要 | 「エネルギー・デモクラシーのための教育の枠組みを考える」(1)( 2) の続編として,エネルギー・デモクラシーに関する本質的な因果関係,論点について検討した。そのために,「何が原子力銀座を生むのか」,「原子力発電は本当に安いのか」,「巨大事故はいかに補償されるか」,すなわち問題の発生,過程,対応の三つの段階に関する問いを設定し,主に経済的側面から検討した。その結果,1)原子力銀座が生まれる背景には,交付金制度の仕組みや都市と地方の問題,地方の疲弊構造があること,2)発電原価に関する情報は,結果のみでなく,その結果をもたらした要素や変数が重要であり,何が要素であり変数なのかを知ることに社会科教育の本質的重要さがあること,3)原子力発電所事故のような巨額の補償リスクへの対処の仕方は,その国の国家と企業,ひいては資本主義経済のあり方を特徴的に映し出すことが明らかとなった。 |