オオモリ ヒロコ
Ohmori Hiroko
大森 弘子 所属 京都文教大学 こども教育学部 こども教育学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03/31 |
形態種別 | 速報,短報,研究ノート等(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 子育て支援に関わる保育者が捉える役割期待の理解の検討-コロナ禍前後の比較調査に着目して- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 家庭教育研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本家庭教育学会 |
巻・号・頁 | (29),45-55頁 |
総ページ数 | 11 |
担当範囲 | 45-49,53-55 |
著者・共著者 | 大森弘子・岡村幸代 |
概要 | 本研究では、子育て支援に関わる保育者に焦点を当て、質問紙を用いて保育者が捉える保護者の役割期待の理解等についてコロナ禍前後での比較・検討を試みた。
役割期待の理解及び保育者効力感の分析には、統計解析のソフトSPSS Statistics 27.0Jを用い、自由記述の分析には、テキストマイニングのためのソフトKH Coder(Ver.3)を用いた。 その結果、次の3点が明らかになった。1)保育者はコロナ禍前(2017年)よりもコロナ禍後(2023年)の方が、保護者が求める役割期待の理解や保育者効力感を有意に高めていた。2)効力感が高い保育者ほど役割期待の理解が高く、保護者の役割期待に合致した保育を実践できると言えよう。3)コロナ禍前後における頻出語の分析を行ったところ、「寄り添う」「情報」で質の変化が認められたが、コロナ禍後群の「寄り添う」は、保育者効力感高群のみに認められた。 コロナ禍後、園行事等による幼児教育の機会が失われないよう、保護者が求める役割期待に応答し、時代に合う新たな子育て支援を探る時期にきていると言える。 |