シミズ アキコ
Akiko Shimizu
清水 亜紀子 所属 京都文教大学 臨床心理学部 臨床心理学科 京都文教大学 大学院臨床心理学研究科 博士前期課程 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/04 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 「分離のかなしみ」をともに生き抜くことの意義 ―癌を生きる男児との遊戯療法を手がかりに |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 心理臨床学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本心理臨床学会 |
巻・号・頁 | 28(1),4-15頁 |
概要 | 癌を生きるクライエントとの遊戯療法について検討した。遊戯療法を通じて, クライエントは自らの欲望をはっきりと表明するようになっていった。また,その過程において,セラピストが抱かざるを得なかった「分離のかなしみ」を取り上げ,それをクライエントとセラピストが共に生き抜くことの意義について検討した。疾患自体のへ心理臨床的アプローチが困難な場合,生身の関わりを通して,そのクライエントが現に今生きている時間を「意味のある生きた時間」として創造していくという,心理療法の一つの本質的な在り方が,逆説的に示される可能性が示唆された。 |