オカモト キヨミ
Kiyomi Okamoto
岡本 浄実 所属 京都文教大学 こども教育学部 こども教育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/03/31 |
形態種別 | 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要) |
標題 | ダンス授業の教材開発に関する研究~小学校教諭のインタビュー調査を中心に~ |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (30),115-123頁 |
総ページ数 | 9 |
担当区分 | 筆頭著者 |
概要 | 日本の民踊や外国の踊りを身に付けて、日本の地域や世界の文化に触れながら踊りで交流する力を培い、中学校のダンスの学習につなげていくことが求められる。小学校5年生・6年生の踊りの動きの例示では、「ソーラン節(北海道)やエイサー(沖縄県)などの力強い動きでは、低く踏みしめるような足取りや手振りで踊ること」を示されている。
本研究では、ダンス指導を担当する教員のダンス授業の教材は、教科横断的な学習の教材13としても汎用できると考えフォークダンス教材に着目した。フォークダンスは、日本の地域や世界の文化にも触れることができる。小学校5・6年生の踊りに例示されている日本の民謡(エイサー:沖縄県)を教材とした。小学校教諭のダンス授業意識を検討するためA 小学校教諭「知識不足に対する不安」「指導法に対する不安」に着目した。小学校ダンス授業教材の開発の基礎的資料を得るためにオリジナル教材を作成しダンス実技研修後のダンス指導意識に関するインタビューを行った。対象の小学校教諭は、ダンス授業にする技術的な不安やダンス指導に対する指導の不安を持ち適切な教材がないことを感じていた。山口ら(2015)の先行研究で定義された「ダンス指導不安」の具体的な事例を確認することができた。また、今回の実践では、ダンスを振付として考えるのではなく、「動きとして捉え」「カウント」「フレーズ」で動きを 理解することで教員のダンス指導の自信につながっていた。さらにダンス実技研修動画や動画教材を教諭が復習できる環境がダンス授業指導の自信を支えたといえよう。 本研究は、1校のみの実践であった。今後は、動画教材を用いた単元の開発のために研修動画の分析および指導法について検討する。 |