ハシモト ヨシオ
Yoshio Hashimoto
橋本 祥夫 所属 京都文教大学 こども教育学部 こども教育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/03 |
形態種別 | 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 問題解決学習における問題意識と学習問題に関する一考察 ―初期社会科の「切実な問題」の再提起― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 心理社会的支援研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 京都文教大学 |
巻・号・頁 | 第4集,81-95頁 |
著者・共著者 | 橋本祥夫 |
概要 | 本稿では、戦後社会科における経験・方法に重点を置いた経験主義社会科と系統・内容に重点を置いた系統主義社会科が対立・交錯しながら実践されてきた歴史の中で、問題解決学習における問題意識と学習問題について着目し、その意味と展望を授業分析による質的方法を用いて、具体的に分析・考察した。そのことにより、初期社会科の「切実な問題」を現在の社会科教育に当てはめて捉えなおした。従来の「切実な問題」とは、子どもの日常生活や経験の中で必然性があるものとして生まれてくるという捉え方があった。本研究では、子どもの問題意識と学習問題の関係について授業実践をもとに考察し、学習問題の成立条件を5 点示した。そして、子どもが関心を持ち追究する「価値ある問
題」が「切実な問題」になることを示した。「切実な問題」の再提起を図ることにより、問題解決学習の新たな展望が開かれることになるだろう。 |