マツダ マリコ   Mariko Matsuda
  松田 真理子
   所属   京都文教大学  大学院臨床心理学研究科 博士後期課程
   京都文教大学  臨床心理学部 臨床心理学科
   京都文教大学  大学院臨床心理学研究科 博士前期課程
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2016/08
形態種別 学術書
標題 医療心理学を考える―カウンセリングと医療の実践
執筆形態 単著
掲載区分国内
出版社・発行元 晃洋書房
総ページ数 212
著者・共著者 松田真理子
概要 筆者が2005年度より、京都文教大学臨床心理学部で担当している『医療心理学』の講義録をもとに第1章「医学的心理学史」から第14章の「ターミナルケア」まで医療領域における様々な視点から人間にとって医療とは何か、命とは、病とは、生きる、死ぬとはどういうことなのか、という根本的な課題を扱っている。痛みの意味、綜合診療における心理療法、統合失調症、躁うつ病、ハンセン病、再生医療、生殖医療、遺伝カウンセリング、ターミナルケアなど、医療の様々な側面におけるトピックスに目を向け、各医療領域における概要をまず紹介し、私なりの視座を呈示した。さらに無縁社会、スティグマ、マザー・テレサの活動、遠藤周作の『深い河』からみる日本人の死生観、宗教とスピリチュアリティ、マリアとブラックマリアの相補性、金閣寺放火僧と精神鑑定など医療領域と隣接する分野にも視点を拡げ、現代社会が抱えている様々な課題を挙げ、「健やかであること」「病むこと」「人間存在」について読者が筆者と共に考えて下さるように願いながら綴った。