クラニシ ヒロシ
倉西 宏 所属 京都文教大学 臨床心理学部 臨床心理学科 京都文教大学 大学院臨床心理学研究科 博士前期課程 京都文教大学 大学院臨床心理学研究科 博士後期課程 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/03 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 自死遺児が抱える親との死別体験の影響とその位置づけ |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 自殺予防と危機介入 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本自殺予防学会 |
巻・号・頁 | 30(1),69-75頁 |
著者・共著者 | 倉西 宏 |
概要 | 本研究は自死遺児自身の主観的な語りから自殺による死別体験の影響とその死別体験が自死遺児にとってどのように人生の中で位置づけられているかについて検討することを目的とした。方法は筆者が半構造化面接を行い、事例的に提示して質的に分析を行った。語りから自死遺児は親の死に「罪責感」が見られると同時に「安堵感」を得ることも見出された。また、死別体験にポジティブな意味を発見していくことが難しく、意味が再構築し難いことも見出されたが、自分の死別体験と繋がりを保っていた。死別体験と繋がることはその体験を「主体化」し、自分の人生の一部として生きようとしていることと言え、そのプロセスに援助者は寄り添っていくことが重要なのだと考えられた。 |