シミズ アキコ   Akiko Shimizu
  清水 亜紀子
   所属   京都文教大学  臨床心理学部 臨床心理学科
   京都文教大学  大学院臨床心理学研究科 博士前期課程
   職種   准教授
発表年月日 2022/09
発表テーマ 〈私〉を巡る臨床と研究のダイナミズム-事例研究への取り組みの歴史を振り返ってー
会議名 日本心理臨床学会第41回大会 研究推進事業委員会企画シンポジウム 『現場の心理臨床家にとっての研究の意義と課題』
学会区分 全国学会
発表形式 シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
単独共同区分 共同
概要 心理臨床学研究に掲載されている応募者の論文が,応募者がどのような立場にいる時に,どのような意図で執筆されたかについて説明し,現場の心理臨床家にとって研究とは,現場が持つ圧倒的な体験世界に呑み込まれることから,自らの身を守るための結界としての機能を持つことを示唆する。また,研究会や研修会・学会での発表,論文執筆,研究仲間による査読コメントを受けた論文の書き直し,論文投稿後の査読コメントを受けての論文の書き直しは,研究を普遍化していくプロセスとなることを提起する。さらに,現場の心理臨床家にとっての研究の課題として,心理臨床家にとって,現場の心理臨床家だけでなく,研究者とのつながりを広げるなど,研究における仲間づくり,また現場発信の研究テーマが生成されていくことが課題になることを指摘する。
司会者:野島一彦・西井克泰
シンポジスト:大河内範子・清水亜紀子・中村美奈子
指定討論者:岡本祐子・井村修