マツダ マリコ
Mariko Matsuda
松田 真理子 所属 京都文教大学 大学院臨床心理学研究科 博士後期課程 京都文教大学 臨床心理学部 臨床心理学科 京都文教大学 大学院臨床心理学研究科 博士前期課程 職種 教授 |
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発表年月日 | 2021/09/19 |
発表テーマ | 半構造化面接によるリスク評価および症状との共生 |
会議名 | 第117回日本精神神経学会学術総会 |
主催者 | 日本精神神経学会学術総会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | シンポジウム・ワークショップ パネル(指名) |
単独共同区分 | 単独 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 京都 国立京都国際会館 |
開催期間 | 2021/09/19~2021/09/21 |
発表者・共同発表者 | 企画:太田豊作・飯田順三 「思春期アットリスク精神状態の評価・判定の向上を多面的に試みる」 松田真理子・岸本直子・樋口悠子・太田豊作 |
概要 | 気付き亢進、被害関係念慮や幻聴様体験などがありながら援助希求能力の低さ故に精神科受診に結びつかず諸症状と共生しながら学生生活を送っている者が少なからずいることを調査によって知るに至った(2015)。半構造化面接に応じてくれたリスク陽性者10名のうち、6名が精神科受診歴、服薬治療歴があり、「被害関係念慮」は未治療者も精神科通院歴のある者も自我違和的体験であり、「幻聴・幻覚」は未治療者には自我違和的体験であるが、受診歴のある者には自我親和的体験であった。当初は幻聴や幻覚が恐怖をもたらす体験であった可能性があるが、治療経過に伴い幻聴や幻覚と共生していく術を身につけてきたことにより、これらの体験が自我親和的なものに変容した可能性も考えられた。 |