シミズ アキコ   Akiko Shimizu
  清水 亜紀子
   所属   京都文教大学  臨床心理学部 臨床心理学科
   京都文教大学  大学院臨床心理学研究科 博士前期課程
   職種   准教授
発表年月日 2019/06
発表テーマ HIV陽性者に対するカウンセリング効果の検討実証的研究 -薬物依存男性カウンセリングの効果に関する調査研究の事例を通して-
会議名 心理臨床学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 山本喜晴・荒木浩子・市原有希子・清水亜紀子・高橋紗也子・田中史子・仲倉高広・野田実希・古野裕子・大山泰宏
概要 調査協力者は,カウンセリングの中で,セクシャリティ,HIV,薬物依存などをめぐる深い苦悩・苦しみを表現することを通して,それまで以上に,自身の苦しみに目を向けることになった。しかし,その強い苦しみの体験によって,父の声や,宗教的なイメージが賦活されていくこととなった。その過程の中で,調査協力者は,薬物という現実から切り離された超越体験から,苦悩と内省を伴いながら超越性について語るように,変化していった。こうした変化は,調査協力者にとって大きな護りになったと考えられた。ここから,超越性と薬物依存も,HIV陽性者にとって大きなテーマになる可能性があることが示唆された。