マツダ マリコ
Mariko Matsuda
松田 真理子 所属 京都文教大学 大学院臨床心理学研究科 博士後期課程 京都文教大学 臨床心理学部 臨床心理学科 京都文教大学 大学院臨床心理学研究科 博士前期課程 職種 教授 |
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発表年月日 | 2022/11/12 |
発表テーマ | 未治療期間(Duration of Untreated Psychosis; DUP)の要因となる自我親和型体験内容と自我違和型体験内容についての検討 |
会議名 | 日本精神保健予防学会第25回大会 |
主催者 | 日本精神保健予防学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | オンデマンド 音声付PPT 龍谷大学大宮学舎 京都 |
開催期間 | 2022/11/12~2022/11/13 |
発表者・共同発表者 | 松田真理子・山路有紀・齊藤渉太・山田君夏・岡本鈴奈・織田裕子・永井綾菜・三上優佳・生田孝 |
概要 | 筆者らは私立高等学校のスクールカウンセラーとしての経験や大学教員として学生達を教育する過程で、一過性の精神症状ではなく、統合失調症やうつ病を顕在発症し困難な人生を歩むことになる生徒や家族の深い苦悩を見るにつけ、前駆期のうちに適切な対応をし、未治療期間(Duration of Untreated Psychosis; DUP)短縮によって顕在発症予防、もしくは発症しても早期治療による回復と予後の良さを確保する必要性と重要性を強く感じている。本発表においてはDUPの要因となる自我親和型の障害について体験内容から検討を加える。
【方法】 1 調査対象者 A 大学大学生 男子31名(18歳~30歳、平均20.4歳)女子81名(18歳~23歳、平均20.3歳)どちらでもない2名(20歳~21歳、平均20.9歳)合計114名(18歳~30歳、平均 20.4歳)。 2 材料と手続き X年Y月に小林・野崎・水野によるPRIME-Screen日本語版をGoogleFormsで配布し、リスク陽性の有無を同定するために質問紙への回答を求めた。 3 GoogleFromsの最終頁に半構造化面接に同意した者は氏名、住所、連絡先(メールアドレス、電話番号)を記入してもらった。A大学のリスク陽性者23名のうち、本人の同意を得ることができた者は5名おり、X年Y月~Z月にかけて半構造化面接とバウムテスト、風景構成法(Landscape Montage Technique,以下 LMT)を行った。半構造化面接から前駆症状における幻覚体験や妄想様体験を主とする症状の詳細な内容、調査対象者の生育歴、病前性格、生活習慣、社会適応能力、バウムテストやLMTからは自我機能や現実検討能力の観点から臨床像を検討し、DUP短縮につなげる工夫点の一助にすることとした。 |