マツダ マリコ
Mariko Matsuda
松田 真理子 所属 京都文教大学 大学院臨床心理学研究科 博士後期課程 京都文教大学 臨床心理学部 臨床心理学科 京都文教大学 大学院臨床心理学研究科 博士前期課程 職種 教授 |
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発表年月日 | 2023/09/02 |
発表テーマ | 高齢期における時間 『心理臨床学の新たな多様性を拓く』 |
会議名 | 日本心理臨床学会第42回大会 メインシンポジウム |
主催者 | 日本心理臨床学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | シンポジウム・ワークショップ パネル(指名) |
単独共同区分 | 共同 |
招待講演 | 招待講演 |
開催地名 | パシフィコ横浜 横浜 |
開催期間 | 2023/09/02~2023/09/03 |
発表者・共同発表者 | 企画・司会:藤原勝紀・青木紀久代 シンポジスト:岡本祐子・塚野喜恵・松田真理子・山愛美 |
概要 | 一般的に高齢期はそれまでにできていたことが徐々にできなくなる能力の減退や認知症やがんを中心とする疾患の罹患など、負のイメージを伴うことが多いと考えられる。一方、高齢期とはこの世に生を受け、喜びや悲しみを引き起こす様々な出来事や人生の局面を経てようやくたどり着く人生の集大成、終着点でもあり、この世からあの世、此岸から彼岸への境界でもあり、跳躍点でもある。
心理臨床学が高齢期を生きる人々、それは生を受けたあらゆる生命体がたどり着く時でもあるが、に資することができるとしたらそれは何なのかについて検討していきたい。それは自分の人生の歩みを振り返り、否定したい過去や出来事を見つめ直し、なにゆえにその様な出来事が自分の身の上に起きたのかを熟考し、否定的側面だけではなく一見すると負の要素に見える中に建設的萌芽を見出し、人生の叡智を紡ぎ出す時間でもあるだろう。 |