オオマエ アキマサ
Akimasa Oomae
大前 暁政 所属 京都文教大学 こども教育学部 こども教育学科 職種 教授 |
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年度 | 2020 |
科目名 | 理科 |
科目カテゴリー | 講義 |
教育活動の振り返り | 理科の授業を行う上で必要となる、教科書で扱う内容の背景にある専門的知識や専門科学の面白さに繋がる視点を教授した。本講義では、理科授業を行うために必要となる基礎的な科学的内容や考え方について、生物分野、地学分野、化学分野、物理分野などについて実験を通して教授した。
講義では理科実験を行う体験的な学習を用意し,できるだけ対面で,指導を行うようにした。また,模擬授業や,教員の模範授業を取り入れることで,実践的な指導力が養えるように工夫した。講義の最後には,学生からの感想や学びの記録を収集し,講義の改善に取り組んだ。 実験を実際にやってみることで学びが深まることや,具体的な授業を示されることで実践を体験的に学べること,専門的な知識を教育と結びつけて学べることなどが,高い評価を得た。 物理、化学、生物、地学分野の各分野の実験を毎回取り入れることで、体験的に授業のやり方や実験の進め方、実験の安全管理の仕方などについて体験的に学ぶ機会を保障することができた。 教育活動の成果: 大学教員による模擬授業と、理科授業に必要な実験の実施、小学校理科の背景にある科学的な専門的知識の教授、指導案の作成と模擬授業の実施の4つの工夫を取り入れたことで、他大学にはない実践的な「専門理科」の講義になったと考えられる。本講義は、理科授業の具体的な展開や、教師の指導助言をどう進めるかについて、実践的に習得することを目的として行ったため、理論と実践のバランスを重視しながら教授を行ったことが功を奏したと考えられる。また、理科授業の理論や展開の型を学んだ上で、その理論や実践例を参考にしながら学生自らが授業を考案していく場も用意した。そして考案した授業を模擬授業形式で行い、大学教員が指導助言を行った。学生は実際の授業をするという経験を通して、実践的に理科授業の方法や技術を学ぶことができたと考えられる。 実験や科学の専門的な知識の習得に苦手意識をもっている学生が少なからずいたことから、小学校理科の背景にある専門的な理科の知識については、より多くの資料を用意したり、教授の機会を増やしたりするとともに、学生自身に予習や復習をしていくように促していくことが必要だと考えられる。また、実験の体験や、大学教師による模擬授業の実施は学生にとって非常に好評であったことから、このような体験的な講義方法について、他大学にはない良さとして、より効果的な講義方法を今後も検討・洗練していきたい。 |