マツダ マリコ
Mariko Matsuda
松田 真理子 所属 京都文教大学 大学院臨床心理学研究科 博士後期課程 京都文教大学 臨床心理学部 臨床心理学科 京都文教大学 大学院臨床心理学研究科 博士前期課程 職種 教授 |
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年度 | 2014 |
科目名 | 臨床心理学実践演習(芸術療法Ⅰ) |
科目カテゴリー | 演習 |
実施学期 | 春・秋 |
履修者数 | 履修者数26 |
教育活動の振り返り | 授業の概要:2名の大学院生をTAとして、風景構成法や星と波テスト、ワルテッグ描画テスト、なぐり描き法、相互なぐり描き法、丸と家族画法、動的家族画法、九分割統合法などの描画やコラージュ療法を主とする芸術療法を施行した。
教育活動の振り返り: 芸術療法は、無意識を賦活させ、心の深層が活性化されることが多いが、臨床実践を行うことの経験の重さを受講生やTAもしっかりと受け止め、将来、臨床現場で働く可能性のある人達はもちろんのこと、一般就職をする学生達にとっても大事な経験として今後の日々の対人関係の中で役立てることに繋がったと思われる。 教育活動の成果: TAを担当してくれた大学院生達にとっても、芸術療法を実践することにより、いかに無意識が賦活し、心の深層が活性化されるかということを実践している学生達を見守る中で如実に感じ取る体験ができたと思われる。TAが学生達への演習サポートを過不足なく行うための適切な距離感や客観性、迅速で適切な対応を如何に行うかなどその場の状況に応じて臨機応変に判断する力も培われたものと思われる。 今後の課題: 丸と家族画法や動的家族画法を実践の中に取り入れているが、受講生の中には家族関係に課題をもつ者もあり、実践演習を通して自らの家族関係を見つめることが苦悩に繋がる場合も見受けられる。実践演習を通して自らの課題に気づき、将来、臨床家として臨床現場に立つ際に被験者への深い配慮を培うことに学びをつなげていってもらうための配慮と工夫が課題である。 |