教員紹介 | |
サダマツ アヤ
Sadamatsu Aya
定松 文 所属 人間社会学部 国際社会学科 職種 教授 |
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研究期間 | 2015/04~ |
研究課題 | 移住家事労働者とILO189号条約――組織化・権利保障・トランスナショナルな連帯 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 一橋大学大学院 |
研究種目名 | 基盤研究(A)海外学術調査 |
科研費研究課題番号 | 15H02602 |
キーワード | ジェンダー、移住女性、再生産労働、ILO-C189 |
代表分担区分 | 研究分担者 |
代表者 | 伊藤るり |
概要 | ILO の「家事労働者の適切な仕事に関する条約」(189 号条約)、及び同勧告(201 号勧告)は、従来、多くの国で労働法の適用外とされてきた家事労働者――移住労働者を含む――の国際労働基準を定めた画期的な文書(2011 年6 月採択)である。それは移住家事労働者の組織化と権利保障にとって、「C189 期」ともいうべき新段階の幕開けでもある。本研究の目的は、1)同条約・勧告の採択にいたる交渉、ならびに採択後の批准に向けた家事労働者の組織化とトランスナショナルな連帯、ならびに(2)同条約・勧告が各国の移住家事労働者の処遇と権利保障に与えた影響、以上2 点を、現地調査に基づいて解明し、あわせて移住家事労働者にとっての同条約・勧告の意義、その可能性と限界を明らかにすることにある。(2)については、ヨーロッパ(フランス、イタリア、ドイツ)、アジア(日本を含む5 ヵ国・地域)、及び米国を主要な調査対象とする。 |