教員紹介 | |
サヤ マキト
Saya Makito
佐谷 眞木人 所属 人文学部 日本語日本文化学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/04 |
形態種別 | 学術雑誌 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 近松浄瑠璃と『平家物語』―『佐々木大鑑』を視座として |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 江戸文学 |
巻・号・頁 | (第30号) |
概要 | 近松門左衛門作の浄瑠璃『佐々木大鏡』は、作者にとって最初の大当たりとなった出世作である。これは『平家物語』巻十「藤戸」および謡曲『藤戸』に想を得た作品であるが、本論考では、先行する浄瑠璃作品との詳細な比較から、近松作のどのような点が新しかったかを検証した。その結果、近松が女性の活躍や敵討を趣向として加え、また、丙午生まれの女が夫を殺すという迷信から結婚できないという世相を作中に織り込んだことが、流行の原因という結論を得るに至った。 |