教員紹介 | |
イナモト マリコ
Inamoto Mariko
稲本 万里子 所属 人文学部 日本語日本文化学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2000/12 |
形態種別 | 論文 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 「源氏絵に描かれた薫りの世界」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『VENUS』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 国際香りと文化の会 |
巻・号・頁 | (12),17-29頁 |
概要 | 本稿は、国際香りと文化の会の機関誌『VENUS』第12号の特集「王朝の香り」に合わせて、源氏絵のなかに描かれた薫物にまつわる場面についてジェンダーの視点から論じたもの。まずはじめに、「源氏物語絵巻」の概要と、新しい解釈を紹介した上で、土佐派の絵師が描いた源氏絵について考察した結果、梅枝と初音の場面には、それぞれ明石姫君と明石君が描かれず、薫物のみが描かれていることから、女君不在の部屋に描かれた薫物とは、光源氏に支配され、美しく振る舞うことを求められた女性性の表象であると解釈した。 |