教員紹介 | |
イナモト マリコ
Inamoto Mariko
稲本 万里子 所属 人文学部 日本語日本文化学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2002/07 |
形態種別 | 論文 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 「「源氏物語絵巻」を読み解く―蓬生・関屋段をめぐって―」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | フェリス女学院大学編『源氏物語の魅力を探る』(『フェリス・カルチャーシリーズ』第1巻) |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 翰林書房 |
巻・号・頁 | 172-202頁 |
概要 | 本稿は、徳川黎明会・五島美術館他に分蔵される「源氏物語絵巻」蓬生・関屋段を取りあげ、物語と絵巻の詞書と絵の差異を検討することによって、両段の詞書と絵の特徴と、情景選択の意味ついて考察したもの。自然景を中心に描いた両段は、詞書を再構成し、先行図様をアレンジした場面であり、さらに、末摘花と空蝉というふたりの女性を描かず、惟光に先導されて末摘花を訪ねる光源氏と逢坂の関で空蝉と邂逅する光源氏を描くことによって、男性同士の連帯と共犯関係をあらわした場面であると想定した。 |