教員紹介 | |
イナモト マリコ
Inamoto Mariko
稲本 万里子 所属 人文学部 日本語日本文化学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/11 |
形態種別 | 論文 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 「家族の情景―「伴大納言絵巻」に描かれた妻の役割」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 鈴木杜幾子・馬渕明子・池田忍・金惠信著編『交差する視線―美術とジェンダー2』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | ブリュッケ |
巻・号・頁 | 21-46頁 |
概要 | 本稿は、出光美術館に所蔵される「伴大納言絵巻」を取りあげ、絵巻のもとになった『宇治拾遺物語』と絵巻の詞書には語られていない妻のモチーフについて、ジェンダーの視点から考察したもの。主人公である伴大納言と源信の妻が描かれていることや、下層階級の舎人と出納の妻や子が描かれていることから、本絵巻からは、階級差を家族の形態の違いとして差異化して描き、掌握したいという絵巻制作者である後白河院の欲望を読み取ることができると結論づけた。 |