イナモト マリコ   Inamoto Mariko
  稲本 万里子
   所属   人文学部 日本語日本文化学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2006/10
形態種別 その他
招待論文 招待あり
標題 「女三宮再考」
執筆形態 単著
掲載誌名 三田村雅子・河添房江編『描かれた源氏物語』(『源氏物語をいま読み解く』第1巻)
掲載区分国内
出版社・発行元 翰林書房
巻・号・頁 56-61頁
概要 本稿は、五島美術館に所蔵される「源氏物語絵巻」鈴虫第一段を取りあげ、描かれた女性像について考察したもの。最近の光学的手法による調査の結果、従来女三宮といわれてきた女性像には、女房が身につける裳が描かれていることが明らかになった。この女性像が女房であるとするならば、垣間見の構図を用いて欲望される女性像を描くことで、出家した妻である女三宮は、すでに欲望されない身体であり、忌避された身体であることを論じた。